snow spring cafe

思い紡ぐ日々愉し

自分の影を見失なって
この世の涙をなくした
握りしめた手のひらを
あけるのがこわいこわい
そこにはきっと何もなく
春の風ともう去ってしまった
それでも影を求めるように
街を歩く
昨日の激しい雨のあと
水たまりに濁った空
影の名前はこころ
さぁ出ておいで
さぁ帰ろう

誰かの影をふみつぶして
奪い合うけものになっても
ひとりで夜明けを待つことに
慣れるのがこわいこわい
そこにはきっと何もなく
春の雪はもう消えてしまった
帰れない場所に帰りたい
風がめくる
雨に打ちのめされた花
ひらく世界の残り香
影に、あるいは光
さぁ出ておいで
さぁ行こう


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